『リフレクソロジー』研究室では、実際の体験からリフレクソロジーを職業にしたい場合にはどうすればいいかまで、リフレクソロジーのあらゆる情報を発信していきます。

必ず確認しておきたい!リフレクソロジーの基礎知識

リフレクソロジーとは?

足裏などの特定部位を押すことにより、体の他の部位に変化が起こるという考え方に基づく施術をリフレクソロジーと呼びます。 リフレクソロジーを行う施術者をリフレクソロジストもしくは反射療法士と呼ぶ日本国内では、リフレという短縮した愛称でこの療法に着目する人も増加傾向にあります。 リフレクソロジーの仕組みを説明する上で欠かせない反射区は、アメリカの理学療法士であるユーニス・イングハムによって発見された足裏に存在する人間の全身の縮図です。 この施術により足裏の反射区をくまなく刺激すると、全身の器官や臓器に間接的な働きかけにつながることで、体に生じた不調などの改善がしやすくなります。 また心と身体のリラクゼーションを促進することを重要とするリフレクソロジーには、痛みが少ないことにより幅広い人がストレスなく施術を受けられる特徴もあるようです。

(参照元:リフレクソロジーとは)

リフレクソロジーとツボ押しの違い

日本における普及初期に「足裏マッサージ」と呼ばれていた時代のあるリフレクソロジーは、足裏のツボ押しと混同されやすい存在です。 リフレクソロジーの概念の土台となる反射区を刺激すると、全身に存在する10本のエネルギーラインを通して対応する臓器や器官に間接的な刺激を与えられます。 これに対して経路の理論をベースとするツボは、反射区のように広い範囲ではなく、点という狭い範囲で捉えた施術をおこなっていくという考え方となるようです。 ちなみにツボ押しとリフレクソロジーを刺激の与え方で比較すると、前者は「押す」のに対して、後者は「流す」というイメージとなります。 また多彩な施術が行われている日本国内では近年、西洋のリフレクソロジーと東洋のツボ押しの良いところを融和させた手技のできるサロンも登場しつつあるようです。

反射区があるのは足裏だけ?

リフレクソロジーにおける反射区で最もポピュラーなのは、やはり足裏です。 第二の心臓とも呼ばれる足裏には、各臓器や各器官につながる反射区の大半が存在していると言われています。 また人間の臓器と反射区の位置関係がそのまま反射投影されている足裏の場合、右目が疲れている時には右足にある目の反射区を刺激する、左肩が凝っている時には左足にある肩の反射区を刺激するといった形でピンポイントの対処ができる利点があるのです。 しかし反射区というのは、頭や耳、手、ふくらはぎといった全身に存在していますので、足裏以外のパーツであっても継続的な刺激を行えば美容や健康面に好循環が生まれやすくなると言えそうです。

リフレクソロジーで得られる効果

リフレクソロジーで最も有名な効果は、この施術によってリンパや血流などの巡りが非常に良くなることです。 身体の冷えやむくみなどにより血行不良が生じると、老廃物が溜まりやすくなることで疲労や倦怠感などが起こりやすくなります。 また長きに渡る血行不良は、自律神経やホルモンバランスの乱れや便秘などの原因にもなり得るため、健康的な美しさを保つためにはなるべく早く解消すべき存在となるのです。 この他にリフレクソロジーの施術を受けると、アルファ波の割合が高まることにより脳がリラックス状態になるとも言われています。 こうした精神面のメリットの高いリフレクソロジーは、日々の仕事や子育てなどにより多くのストレスを抱えた皆さんにもおすすめ度の高い施術です。 また素手で足裏に触れることで高い安心感を与えられるリフレクソロジーは、タッチセラピーと呼ばれることもあります。 ちなみに体調不良によって多くの老廃物が溜まった人の反射区には、健康な足裏と比べて明らかに異なるゴリゴリとした硬さや緊張感があると言われています。 そのため、各サロンのリフレクソロジストに足裏を触ってもらうと、疲れや不調を抱えている臓器が明確になるというメリットもあるようです。

リフレクソロジーの施術における注意点

心身に下記のような症状が出ている時には、なるべくリフレクソロジーの施術を控えた方が良いと言われています。
・捻挫や出血がある時
・熱が出ている時
・感染症にかかっている時
・水虫にかかった時
・重い病気による体調不良の時
また足裏に触れることによって全身の巡りを良くするリフレクソロジーは、基本的に飲酒や食事の直後は避けてください。 施術NGとなる細かな条件はサロンによって異なる実態がありますので、明らかに健康とは言えない不調等がある場合は問い合わせをしてから来店するのが理想となります。

参考サイト

リフレクソロジーの学校なら【日本リフレクソロジスト養成学院】